Collaborateの利用

Blackboard Collaborate Ultraとは,LMS上で利用できるオンライン会議(講義)システムです.
1セッションで250名まで(大規模利用の設定で最大500名まで)利用が可能です.

対応ブラウザ

Collaborateの対応ブラウザは,Chrome(icon-chrome.png), Firefox(icon-firefox.png), Chromium Edge(icon-edge-new.png), Safari(icon-safari.png)となります. 推奨はChrome(iPhoneやiPadはSafari)です.

初めに

コースメニューにCollaborateツールリンクを追加するか,コンテンツ内にCollaborateへのリンクを掲載しないと学生が利用できません.

  • コースメニューへのツールリンク追加方法はこちら
  • コンテンツ内リンク掲載方法
  1. ツールから個別のルールへのリンクにて,「Blackboard Collaborate Ultra」をクリックします
    collaborate_add.png
  2. 必要に応じてリンク名を記入し「送信」をクリックします

セッションの作成

Collaborateにはコースルームとセッションという2つの機能があります.

  • コースルーム:常時アクセス可能
  • セッション:時間を設定して利用

授業としての利用であればセッション機能がおすすめです.ここではセッション機能を用いた手順を説明します.

  1. コースツールから「Blackboard Collaborate Ultra」をクリックします
    collaborate1.png
  2. 「セッションの作成」をクリックします
    collaborate2.png
  3. セッション名等を設定し,「作成」をクリックします
    collaborate3.png collaborate4.png
※既定の参加者ロールとは
 ・参加者…学生など,セッションに参加する者
 ・プレゼンタ…モデレータ権限なしでプレゼンテーションを行う者
 ・モデレータ…教員など,コースルームやセッションの管理しプレゼンテーションを行う者

ゲストアクセスによる利用

セッション作成時に「ゲストアクセス」にチェックを入れると,そのコースに登録されていないユーザもセッションに参加できるようになります.
ゲストアクセス用セッションの作成方法と,セッションへのゲスト側の参加方法はこちらをご参照ください.

お薦めのセッション設定

教員や複数の学生が,一度にマイク・カメラをONにしていると動作が重くなり,Collaborateが落ちることがあります. それを回避するために以下のような設定をお薦めします.
collaborate30.png

チェックをはずすことで参加者は自由にマイク・カメラをON/OFFすることができなくなります.
学生に発言を求める時や許可する時は,学生のロールを「プレゼンタ」に変更します.
collaborate31.png

セッションへの参加

  1. 作成したセッションをクリックします
    collaborate5.png
  2. 「セッションに参加」をクリックします
    collaborate6.png
  3. 音声をONにします
    ※カメラは,必要ない場合はOFFのままにすることを推奨します.(動作軽減のため)
    collaborate7.png

各種機能

以下は各種機能の紹介となります.必要に応じて利用してください.

記録

記録の開始・停止

  1. セッションメニューをクリックします
    collaborate8.png
  2. 「記録の開始」をクリックします
    collaborate9.png
  3. 記録を終了する場合は,「記録の停止」をクリックします
    collaborate10.png

記録の確認・再生

  1. 記録した動画はメニューの「記録」から確認できます
    collaborate11.png collaborate12.png

記録の配信

記録は配信することも可能です.
コースのコンテンツに配信する方法を例として記載します.

  1. 記録オプションから「記録の設定」をクリックします
    collaborate12-1.png
  2. 記録名を必要に応じて変更します
  3. 「パブリックアクセスを許可」にチェックを入れます
  4. 「保存」をクリックします
    collaborate12-2.png
  5. 記録オプションから「リンクをコピー」をクリックします
    collaborate12-3.png
  6. コンテンツに戻り「コンテンツ」から「URLリンク」をクリックします
    collaborate12-4.png
  7. 名前を入力し,先ほどコピーしたリンクを「URL」に貼り付けます
  8. 必要に応じて説明やオプションを設定し,「送信」をクリックします
    collaborate12-5.png
  9. コンテンツから記録を確認することができます
    collaborate12-6.png
※記録の「処理」作業に時間を要することがあります.処理に時間がかかる要因としては,
 ・録画時間
 ・セッションへの参加人数
 ・録画数
 の3点が考えられます.

ファイル共有

  1. Collaborateパネルをクリックします
    collaborate13.png
  2. コンテンツの共有ボタンをクリックします
  3. 「ファイルの共有」をクリックします
    collaborate32.png
  4. 共有するファイルを枠の中にドラッグします
  5. アップロードが完了したら「今すぐ共有します」をクリックします
    collaborate33.png
  6. スライドのナビゲートで選択したページが共有されます
  7. 共有を終了する場合は,停止ボタンをクリックします
    collaborate34.png
※ファイル共有にてPDF資料を共有すると,資料の一部が表示されない現象が発生することがあります.
 Macを使用し,PowerPointで作成した資料をPDFに変換した場合に発生するようです.
 その場合は,画面共有をご利用いただくかPDFの変換方法を変えてご利用いただくよう
 お願いいたします.

PDFの変換方法はこちら

画面共有

  1. Collaborateパネルをクリックします
    collaborate13.png
  2. コンテンツの共有ボタンをクリックします
  3. 「アプリケーション/画面の共有」をクリックします
    collaborate14.png
  4. 共有する画面を選択し,共有をクリックします
    collaborate15.png
    ※Firefoxの場合は,以下のようにプルダウンから選択して「許可する」をクリックします
    collaborate35.png
  5. 共有を終了する場合は,停止ボタンをクリックします
    collaborate16.png
※アプリケーションの共有にてWindows Media Playerで再生している動画を共有すると,
 画面が黒くなり表示されない現象が発生することがあります.
 Media Playerの動作制御に依存する問題となりますので,動画を共有する場合は
 Media Player以外の再生ソフトを利用することをおすすめします.

チャット

チャットの開き方

  1. Collaborateパネルをクリックします
    collaborate13.png
  2. チャットボタンをクリックします
    collaborate17.png

セッションに参加中の全員にチャットを送る

  1. 全員をクリックします
    collaborate18.png
  2. メッセージ入力ボックスに送りたい内容を入力します
  3. エンターキーで送信します
    collaborate19.png

特定の相手にチャットを送る

  1. 検索ボックスに名前を入力し検索します
  2. 検索結果から対象をクリックします
  3. 追加された対象をクリックします
    collaborate20.png
  4. メッセージ入力ボックスに送りたい内容を入力します
  5. エンターキーで送信します
    collaborate21.png

チャット履歴の確認(記録を開始している場合のみ

チャットの履歴は,記録を録画している場合に後から確認することができます. 確認手順は以下の通りです.

  1. 確認したいセッションの記録を再生します
    collaborate28.png
  2. 「記録メニュー」を開き,「チャットのダウンロード」をクリックします
    collaborate29.png
  3. ローカルにテキストファイルがダウンロードされるので開いて確認することができます

参加者の発言

セッションに参加している人は以下のボタンからフィードバックを送信したり,挙手をすることで発言の許可を求めることができます.
collaborate22.png

ホワイトボード

  1. Collaborateパネルをクリックします
    collaborate13.png
  2. コンテンツの共有ボタンをクリックします
  3. 空白のホワイトボードの共有をクリックします
    collaborate23.png
  4. ホワイトボードを終了する場合は,停止ボタンをクリックします
    collaborate24.png

グループワーク

  1. Collaborateパネルをクリックします
    collaborate13.png
  2. コンテンツの共有ボタンをクリックします
  3. ブレイクアウトグループをクリックします
    collaborate25.png
  4. メインルームから各グループにドラッグ&ドロップで移動します
  5. グループ作成後,開始をクリックします
    collaborate26.png
  6. グループワークを終了する場合は,停止ボタンをクリックします
    collaborate27.png
※ブレイクアウトグループ中は記録ができません.
 また,記録ができないために,グループ内でのチャットの履歴についても残すことができません.
 記録中にブレイクアウトグループを開始した場合は,一度記録が停止されてしまいますので,
 終了後に再度「記録の開始」をクリックする必要があります.

Collaborateの注意点

本学では,概ね支障がないレベルで運用できているようですが細かいトラブルは少なからず発生しております.

  • 教員や学生のインターネット環境(回線速度)によっては音が途切れることがある
  • ブラウザが旧Edgeだと音が聞こえなかったり,映像が見れなかったりする
  • 教員だけでなく学生もカメラをONにすると動作が重くなったり,Collaborateが落ちたりする

上記のようなトラブルを少なくするためのポイントとしては,以下のような点があります.

  • ChromeまたはSafari,Chronium edgeを利用する
  • カメラをONにする場合は教員のみにする(不要であれば教員もOFFにする)
  • 学生はマイクをOFFにしておき,発言したいときは「挙手ボタン」をクリックしてからONにする
  • コンテンツを共有する場合,「画面の共有」ではなく「ファイルの共有」の方が安定して利用できる
  • トラブルがあった学生が後から見返すことができるように,記録をしておく

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