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2013.03.13

第85回LTセミナー

「理工学教育におけるアクティブラーニング〜米国における物理教育研究〜」

 第85回LTセミナーでは,拓殖大学工学部学習支援センターの岸澤眞一先生をお招きし,理工系,特に物理教育におけるアクティブラーニングに関してご講演いただきました.  

 講演の前半では,岸澤先生が高校の教員時代に実践された物理の双方向型授業について,紹介がありました. この授業では,生徒は提示された課題についてまず解答を自分の言葉で書いたあと,他の人の意見を聞いた上で,班にわかれて討論をし,最後に実験をしたり説明を聞くとのことでした. この授業のポイントは,生徒が自分自身で考えて,それを自分の言葉で表現するという活動がなされることです. 授業実践の結果から,その教育効果が確認されています.

 後半では,米国における物理教育研究の紹介がありました.認知モデルに基づく学習の原理について説明がなされたあと,アクティブラーニング型の具体的な授業形態として,ピアインストラクション,相互作用型の演示実験講義(ILD),チュートリアルの紹介がありました. さらに,拓殖大学で実践したチュートリアルの事例紹介がありました. チュートリアルでは,教員およびTAのサポートのもと,学生は与えられた問題に対してグループ単位で解答を作成し,その作成の過程での推論を説明するという学習活動を行います. 先の双方向型授業と同様に,学生が自分自身で考えるという活動がポイントになります. 授業を受けた学生の感想として,物理の面白さを感じるようになったとの声が紹介され,チュートリアル形式による授業が学生の学習観の変化に影響することがうかがえました. 

 質疑では,双方向型授業について,限られた期間の中でカリキュラム上の全ての内容をどのように工夫して教えたのか,また,学習内容にどのように興味を持たせたのかなど,活発なディスカッションがなされました.

  

開催報告


参加者の人数


日時 教職員 院生・学生 合計
2/13 (水) 15:00〜16:30
24(20) 3(1) 27(21)

()内の数字はスタッフを含まない人数です.


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