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2010.10.08

平成22年度 教育改革ICT戦略大会

 私立大学情報教育協会の主催する平成22年度教育改革ICT戦略大会が,2010年9月1〜3日にアルカディア市ヶ谷において開催された.1日目は全体会として,就業力についての講演会が行われた.2日目はテーマ別の自由討議として,パネルディスカッション形式の5つの分科会が行われた.3日目は各教員の取り組みについての75件の大会発表が行われた.このうちの2日目に参加した.2日目のテーマ別自由討論は午前に3会場に分散し3件,午後に2会場に分散し2件の計5件があった.

 午前に開催された「学習管理システムによる教育・学習支援の取り組み」というテーマの自由討論では,本学 渡辺博芳准教授から「帝京大学における学習管理システムの導入と活用例」,桜美林大学 大学アドミニストレーション研究科 教授の鈴木克夫先生から「桜美林大学におけるMoodleの導入と活用」というそれぞれのタイトルで課題提起あった.後半の質疑においては,学習管理システム(LMS,本学の場合WebCT)の導入・運用・機能改善に関する具体的な方法とコスト,LMS活用授業の内容や活用方法,大学間・高大連携における活用など多岐にわたるものがあった.ディスカッションを通して,LMS活用においては,カリキュラム上の授業の位置づけを把握し,その上で効果的かつ現実的な教育を行うためにLMSの機能を適宜活用するということが本質であると再確認できた.

 午後に開催された「学士力を実現するための情報活用能力」というテーマの自由討論では,私情協の情報教育研究委員会がとりまとめている分野別の情報教育のガイドラインについての中間報告があった.このガイドラインは,既に私情協がとりまとめた分野別の「学士力考察」および医学・私学・薬学のモデル・コアカリキュラムを踏まえて,各分野の学士力を実現する一つの構成要素としての情報活用能力とその教育内容・方法についての検討結果が盛り込まれている.ガイドラインの策定は現在進行中であるが,この討論では,社会福祉学,統計学,会計学,経営工学,建築学,栄養学,医学の7分野についてのガイドラインと,各分野に共通の情報倫理教育のガイドラインの現状版の報告とそれについての質疑があった.


報告者:古川文人