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2009.08.28

教育システム情報学会第34回全国大会

教育システム情報学会(JSiSE)の全国大会は8/19(水)〜8/21(金)に名古屋大学東山キャンパスで開催された.

本大会では,,研究発表・講演の総数は259件であり,電気通信大学の岡本会長による基調講演,文部科学省高等教育局の小谷氏による特別講演,京都大学の大峯巌先生による招待講演,パネルディスカッション,5つのワークショップが実施され,一般講演が155件,企画セッションにおける発表は77件であった.

初日(8/19)の午前中に開催された,学会誌編集委員によるチュートリアル「編集担当委員が語る JSiSE 論文投稿入門 −論文執筆のコツから査読のポイントまで−」では,論文の種別や,投稿から掲載までのシーケンスが示され,採録の基準や査読の結果への対応ノウハウについても言及された.評価ポイントである「新規性」「有用性」信頼性」「研究の位置づけ」の解説からは,一般的な評価の観点に加えて本学会の論文誌の編集方針を知ることができた.

同じく,初日のワークショップ「教育・学習を支援するSNS的アプローチの技術 と評価」も参加者が多く,活発な議論が行われた. 課題として,コミュニティの活性化(コミットメント)の問題,コミュニティの 評価の問題,様々な投稿から有用な情報をどう抽出するかという問題などが指摘 されていた. SNS的なアプローチに関しては来年5月締め切りで「ネットワークコミュニティ における学習・教育支援」という特集論文が募集されるようである.

同じく初日のワークショップ「STACKとMoodleで構築する数学オンラインテスト・評価システム」 では,STACKというe-Learningシステムの紹介と操作体験があった.STACKは,数学の授業における 小テストをMoodleというコース管理システム上で提供するシステムである.STACKでは,数式ベース での出題・解答ができ,受験者の解答が正解と代数的に等しいかをシステム側で判断し自動採点を 行うという点に特徴がある.

全体的には,「eラーニング環境のデザインとHRD(Human Resource Development)」セッションが盛況であり,特にラーニングデザイン,インストラクショナルデザインなどが注目されている領域のひとつであることを実感した.


もう少し詳細なメモ(TUC-NET Only)

報告者:渡辺博芳,古川文人,高井久美子