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2012.03.16

国際シンポジウム2012 遠隔教育とeラーニングにおける学習評価

国際シンポジウム2012「遠隔教育とeラーニングにおける学習評価」は,放送大学ICT活用・遠隔教育センター(CODE)の主催で,2012年2月16日(木)幕張メッセ国際会議場会議室において開催され,これに聴講参加した. 以下の招待講演5件とパネルディスカッションが行われ,140名を越える関係者が参加した.

本シンポジウムは,情報コミュニケーション技術(ICT)の活用により,高等教育において多様化した学習活動の成果を適切に評価する方法について取り上げたものである. 特に、遠隔教育やeラーニングといった、教室内における対面授業を主としない学習形態においては,学習に対する評価が,単に単位認定や成績付与といった意味合いだけでなく,学習者の学習へのフィードバックといった意味合いをも持ち,「何を」評価するのかが重要となってきている.

このような背景を踏まえて,教育の質を高めるための学習評価において何を考えるべきかをテーマとして,英国,オーストラリア,カナダ,韓国、日本国内の研究者が講演した. その後,質疑応答やパネルディスカッションにおいて,多様化する学習活動における総合的な評価についての議論を深めた.

特に,カナダやオーストラリアで行われているインフォーマル学習の評価,職業や社会の中で得られた経験を学習として評価するしくみや,UKのOpenUniversityにおける遠隔教育経験から得られたフィードバックの重要性,評価を与えることによって今後の学習を促進していくことが重要であるとの指摘が印象深い. また,ステークホルダーの信頼に足る評価であることが重要との指摘もあった.


報告者:高井久美子