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2009.05.15

情報処理学会第11回CMS研究会

情報処理学会の教育学習支援情報システム研究グループ(略称:CMS研究会)の第11回CMS研究会が,2009年5月14・15日に三重大学において開催された.14件の一般発表,「eポートフォリオのシステム」に関するチュートリアルと特別セッションがあり,約50名の参加があった.

エミットジャパンの小村氏によるチュートリアルでは,eポートフォリオのためのシステムはいくつもあり,eポートフォリオの定義も使い方も,目的に応じて様々であることがわかった.この辺が,目的がほぼ明確なコース管理システム(CMS)とは大きく異なるため,システムをまず導入するのではなく,eポートフォリオの利用方法を議論してから,システムの導入をすべきであると感じた.一方,特別セッションでは,三重大学に今年度導入しようとしているeポートフォリオシステムに関して話題提供があった.全学で導入するとのことなので,関連する方々は大変だと思われるが,よく考えられたシステムであり,来年度以降の実践結果が楽しみである.

2日めのセッションでは,高井久美子助手が「オブジェクト指向モデリング教育におけるCMS活用授業の設計」という題目で,本学において実施しているCMSベースの個別学習と対面での協調学習を組み合わせた授業の2008年度の実践と再設計について発表した.この授業では全7回のうちの前半3回で個別学習による基礎知識の習得,後半でチームによるモデリング実習とプレゼンテーションを通した協調学習を行っている.これを個別学習と協調学習をさらに細かいレベルで組み合わせるアイディアを提案した.

次回の第12回研究会は,9月17日-18日に日本女子大学において開催される予定である.


報告者:渡辺博芳,高井久美子