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2012.11.08

情報処理学会第8回教育学習支援情報システム研究会

情報処理学会教育学習支援情報システム(CLE)研究会の第8回研究会が,2012年11月2日(金)〜3日(土)に九州大学情報基盤研究開発センターにおいて,「Learning Analytics、学習履歴情報の活用,および一般」」というテーマで開催され,約40名の参加者があった.1日目のセッションにおいては,「グループ討議演習支援システムの開発」について渡辺博芳准教授が発表した.

今回の研究会では,学習履歴情報を用いた学習コミュニティの分析の報告,学習の可視化と分析の研究方法論の提案,数理的なアプローチによる学習環境における相互作用やプロセスの分析の提案,学習のつまずきを発見するアルゴリズムとその実践報告といった研究会のテーマである「Learning Analytics、学習履歴情報の活用」に関する講演があった.LMS関連では,LMSで学内のプロジェクトを支援している大阪大学の事例や,LMSと学習支援ツールとの連携,授業時間外の学習を促進するアンドロイド端末で使える小テストツールの開発などが報告された.そのほか,eポートフォリオの取り組みに関する全国的な調査の報告,6月にアトランタで開催されたSakai Conferenceへの参加報告があった.

教育版「ビッグ・データ」とも言われるLearning Analyticsは,研究の端緒についたところという感があり,蓄積されたデータの所在や所有者,何を蓄積し何を明らかにするのかといったことも含めた活発な質疑がなされた.

次回のCLE研究会は2013年2月1日(金)〜2日(土)に,国立情報学研究所において開催される予定である.


報告者:渡辺博芳,高井久美子