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2011.10.04

情報処理学会情報教育シンポジウムSSS2011

情報教育シンポジウムSSS(Summer Symposium in Setouchi)2011が8月18日(木)〜20日(土)に岡山いこいの村(岡山県瀬戸内市)で開催された.第13回目の開催となる今年もCE研究会と2010年度から新設された教育学習支援情報システム(CLE)研究会との共同主催で開催された.

本シンポジウムでは2件の招待講演,21件の口頭発表,2件のデモ・ポスター発表があり,活発なディスカッションがなされた.

都倉信樹先生による招待講演「情報処理教育について −大学の教育・研究 50数年を振り返って−」は,情報社会の進展,教育課程の検討状況,都倉先生ご自身の教育体験等が含まれた興味深い講演であった.また,講演の途中でクイズを出題し,あとでクイズの集計結果をメールで知らせていただけるというインタラクティブな方式がよかった.電子工学科が発足した当初は大変人気があり,医学部より入学の難易度も高かったといったお話,情報工学科も以前は工学系では1番人気だったといったお話が印象に残った.

(株)ベネッセコーポレーション 対馬英樹氏による招待講演「コンテンツ制作現場から見た、デジタル教材の現状と課題」は,コストを抑えたデジタル教材作成の苦労話や裏話が興味深かった.コストを抑えても,ナレーションは専門の声優の方にお願いしている,専門の方は一人で10通りぐらいの声が出せるといったことが参考になった.また,ID(Instructional Design)は役に立つのかに関して,最後は経験(どれだけヒアリングをしたか,どれだけ子供を見てきたか)ではないかといったお話が印象に残った.

CE研究会とCLE研究会の合同共催ではあるが,まだ一般発表は全体としてCE関連が多い.来年はCLE関連の発表が増えることを期待したい.


報告者:渡辺博芳