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2011.02.02

e-コミュニケーション・コンソーシアム 第2回e-CC研修セミナー

2010年12月17日に,e-コミュケーション・コンソーシアムの主催による第2回e-CC研修セミナーが,国立情報学研究所12階1208会議室において開催された.セミナーでは,2件の講演があった.

1件目は,(株)トップスタジオ 大戸秀樹 氏による「電子教科書を実現する書籍端末とは?」というタイトルの講演であった.電子教科書の端末としては,端末費用や汎用性を考えると,その時代時代でシェアの高い電子書籍端末を選択することになるため,コンテンツとインタフェースを分離し,時代にあわせたインタフェースを開発することになるだろうとの展望があった.そのために,現時点では,将来的にも利用し続けられるコンテンツ構造の設計が重要であるとの考えが示された.

2件目は,東京大学大学教育研究センター特任教授 藤原毅夫 先生による「東京大学の知の解放 −理想の教科書UT-eTEXT−」というタイトルの講演であった.東大の学部1,2年生向けの授業「学術俯瞰講義」をオープンコースウェア化するにあたり,東京大学,情報技研,オーム社により構築したUT-eTEXTというシステムについて紹介があった.UT-eTEXTは,コンテンツの編集・著作権管理・公開の大きく3つの機能を有する.今後の課題として,利用範囲の拡大やシステムの改善などのコンテンツやシステムに関する課題のほかに,事業を継続するための経費負担についての課題も示された.

質疑では,講演に関するディスカッションのほかに,東京大学発ベンチャー企業であるリンドク(株)の町野明徳 氏からソーシャルリーディングシステムLindocについての紹介があった.


報告者:古川文人